PMC2100 | 株式会社ジニアスコーポレーション

製品案内
PRODUCT

PMC2100

中・高流動コンクリート用 高性能減水剤(粉体タイプ)
セルフレベリング用混和剤
PMC2100は、JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)に適合する、特殊増粘剤をプレミックスした粉体タイプの高性能減水剤I種です。PMC2100は所定量を添加するだけで、比較的セメント量の少ない一般の生コンクリート(18~40N/mm2、スランプ15~21cm)を良好な自己充填性と表面精度(レベリング性)を有する、中・高流動コンクリートにし、施工性(締固め、均し作業、表面精度の向上)の改善や、コスト(作業員、工期短縮)を低減することが出来ます。
 

特長

  • PMC2100は、18~40N/mm2の一般的な強度配合(単位セメント量290~420kg/m3、スランプ15~21cm)に工場および現場で添加することで、スランプフロー値を約35~65cmの中・高流動コンクリートにすることができます。
  • PMC2100は、中・高流動コンクリートに適度な粘性を与え分離抵抗性を改善し、作業効率と表面精度(レベリング性)の向上が図れます。
  • PMC2100は、JIS A 6204の高性能減水剤I種に適合し、添加前のベースコンクリートの強度·耐久性などコンクリートの基本性能を維持します。

物性

●主成分:特殊増粘剤とポリカルボン酸系化合物
●外観:乳白色の粉体
●塩化物イオン(CI-)量(%):0.02
●アルカリ量(%):2.34
●嵩密度(g/cm3):0.30~0.60
※分析値

使用量と使用方法

  • PMC2100の標準使用量は2.1kg/m3(4袋)です。アルカリ水溶紙袋のままアジテータ車に添加し90秒~180秒高速撹拌をしてください。
  • PMC2100のセルフレベリング効果は、添加量、方法、時期、コンクリートの配(調)合、温度等により変化しますので、目標の性能は試し練りを行って決定してください。
  • PMC2100は特に必要な場合を除き、細骨材率を変化させることなく使用できます。
  • 凍結融解作用を繰返し受ける部位には目標性能を試し練り等を行って確認してください。

荷姿

段ボール箱(0.525kg/袋×24袋入り)
※アルカリ水溶紙袋で包装

JIS A 6204試験結果

JIS A 6204(コンクリート用化学混和剤)による試験結果です
※形式評価試験は一般財団法人建材試験センターにて実施
項目 高性能減水剤 Ⅰ種(規定値) PMC2100
減水率(%) 12以上 14
凝結時間の差(分) 始発 +90以上 -5
終結 +90以下 -5
圧縮強度比(%) 材齢7日 115以上 126
材齢28日 110以上 121
長さ変化比(%) 110以下 測定中

実用例

配合 コンクリートの
区分
スランプまたは
スランプフロー
(cm)
PMC2100
(kg/m3)
設定
空気量
(%)
W/C
(%)
s/a
(%)
単位量(kg/m3) AD
(C×%)
W C S G
18-18-
20N
AE減水剤 18 4.5 68 49.9 191 281 898 904 0.8
SV10
PMC2100添加 60 2.1 2.0
24-21-
20N
高性能AE減水剤 21 4.5 57 51.4 185 325 915 867 0.65
SF500S
PMC2100添加 65 2.1 2.0

試験結果

配合 コンクリートの
区分
スランプまたは
スランプフロー
(cm)
空気量
(%)
スランプフロー時間 U型充填試験
50cm到達
(s)
停止
(s)
充填高さ
(mm)
停止
(s)
18-18-
20N
AE減水剤 18 19.0 5.5
PMC2100添加 60 58.0 2.3 15.4 100.5
24-21-
20N
高性能AE減水剤 21 20.5 4.2
PMC2100添加 65 64.0 3.1 16.9 187.1 325 265.3
※PMC2100はベースコンクリートを練り混ぜたのち、後添加し120秒撹拌
※U型充填試験はJSCE-F511 流動障害ランク2

取扱上の注意

  • 本製品は、アルカリ水溶紙で梱包されていますので、水の影響によるゲル化、固形化等で品質低下や所定の性能を得られなくなる場合があります。保管時や使用時での水濡れに注意してください。
  • 取扱の際は、眼、鼻、皮膚及び衣類に触れぬよう保護具(ゴム手袋、保護眼鏡、マスク等)を着用の上ご使用ください。
  • 誤って眼に入った場合、直ちに清水で充分洗浄した後、医師の診断・治療を受けてください。
  • 飲み込んだ場合、直ちに吐き出した後、医師の診断・治療を受けてください。
  • アジテータ車の洗い水で泡立ちが発生する可能性がありますので、事前の確認をお願いします。
  • 本製品の使用に際し、安全データシート(SDS)に記載されている取扱上の注意を必ずお読みください。